おおい町のおばちゃん

日曜日に一人で出かけた大飯原発見学
京都市内からは周山街道を北上して100kmと少しです。

京都から福井に入ると最初に通るところが名田庄(なたしょう)。
かつては名田庄村だったのですが、いつの頃かおおい町と合併しました。
ひょっとしたら僕は変な能力を持っているのかもしれません。
休憩に立ち寄った名田庄の道の駅で、それが発揮されました

無防備に立ち尽くしていると、よく年上の女性から声をかけられるのです。
大体僕より20~40歳以上年上のお姉さまから。
同年代や年下の女性から声をかけられるなんていうことは稀なので、
やはり特殊能力と言ってよいかもしれません。
よっぽど頼りなげに見えるのか、話しかけやすいのか。

休憩所で、地元のおばちゃんが声をかけてくれました。

おば「お兄ちゃん一人か?ドライブしてんの?」

春風「そうなんです」

おば「どこ行くの?」

春風「あんまり決めてないんですけど、海でも見ようかなあと思って」

おば「まあ一人やったらどこへでも行けるわなあ」

ほんとは行き先を決めていたのですが、流れで何となく。

今日はきのうに比べたらまだましな天気だ、名田庄ではきのうから鮎の解禁で、もらいものの鮎の塩焼きが美味しかった、なんて四方山話を聞きつつ、おおい町の話題も出てきました。

春風「あれ、名田庄っておおい町なんでしたっけ?」

おば「そう!元々は違うのよ、でもお金が無いから合併したの」

春風「あぁ市町村合併の頃に?」

おば「そうそう、ほんとはこの辺の人はみんな買い物も何も小浜に行くのよ」

おば「おおい町に行く道は細いくねくねの山道だけ」

春風「それなのに、おおい町と合併ですか?」

おば「お金が無いのよ、小浜は。おおい町は、ほら原発のお金がね。。。」

春風「あぁそういえば、再稼働のニュースも流れてましたね」

春風「小浜には原発無いんですか?」

おば「何十年か前に話はあったんだけど、反対運動が強くてねぇ」

おば「隣の大飯は人口が何千人かで小さくて、小浜は大きかったから、大飯の方が買収もしやすかったんでしょ。結局小浜から10km程のところに建てられちゃってねえ。海から風が吹いたら小浜にまともに放射能が来るよ」

春風「なんのお金ももらえないのにねえ」

おば「だから娘にもこっちに帰って来るなって言ってるのよ。」

おば「私は原発には反対・・・」

若い子が気の毒や、原発の近くに若い子をおらせたらあかん、○○建設っていうところがホームレスみたいな人を働かせて使い捨てにしてるわ、など色んな事を話して下さいました。

春風「大飯原発ちょっと見に行ってこようかな、見られるんですか原発って?」

おば「原発は無理!その手前に見学施設があるからそこなら行けるよ」

春風「へぇ、じゃあ行ってみます」

おば「大島っていうところに大きな橋もかかって、景色もきれいよ」

春風「天気のいい日は良さそうですね」

おば「でも、放蕩息子をい~っぱい生み出したんや」

春風「原発のお金で?」

おば「そう、人からもらったお金なんて身につかんのよ。みんなすぐにお金使い果たしてしもて。やっぱりちゃんと働かんとあかん。」

というわけで、道の駅でおおい町のパンフレットをもらって、楽しいおしゃべりをしてくださったおばちゃんの村の特産品を買ってしまいました。
名田庄そばと、じねんじょ蕎麦。
名田庄そば


着いて早々に原発の話題になるなんて、不思議。

次回に続く
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プロフィール

春風~はるかぜ~

Author:春風~はるかぜ~
春風珈琲。コーヒー好き。コーヒーが生まれる場所を見たくてエクアドルのコーヒー生産者に会いに行き、ご近所の生産者のことが気になり始める。フェアトレードって途上国だけのことなのか。色んなところでコーヒーを淹れて、ゆるやかな時間を作ります。出会った人達の商品を紹介中。歴史と京都と町家も好きで、今熊野で町家暮らし。

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