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間違えながら考える

「僕にだって安倍晋三氏に期待した過去が10数年前にはあったよ」
言いたいことはこれに集約できてしまうな。
つまり、人が思う正しさとか、個人が考えを巡らすことなんて、
過ぎ去ってから振り返った時に、
いかに「正解」と呼ばれるところから遠いかってことです。

今回の参院選の低投票率を眺めて、
投票をするということ、選挙や政治について考えるということに、
特に苦手意識やハードルの高さを感じる人に言ってみたいことでもあります。

知識があってもなくても、
どっちにしたって間違える時は間違えるんだから、
知らないままに一歩踏み出しちゃえよと。
踏み出してみるとその結果が気になるからね。
後々考えも変わってくるってものですよ。

FB界隈では、春風という人は
「政治のことよく書いてる人」とか、
「憲法にちょっと詳しそうな人」とかいう位置付けで見られてます。
立ち位置としては反自民で、左寄りもしくは物凄く左とか、
見る人によって評価は様々ですが、そっち寄りの人と。

僕が子どもの頃からいかに新聞好きで、政治の話題に熱心だったか、
2年前に楽天堂さんのイベントにゲストで呼んでもらった時の感想に、
色々と書いています

でも、誰にも教わったこともないのです。
子どもの頃からの傾向としては、ただただ「判官びいき」というところ。
弱い野党がたまに頑張るのを応援したり、
自民党というところの金への執着と
アメリカに媚びへつらうところにうんざりしたりしてただけ。

冒頭の、安倍さんを評価したかったところというのは、
その前段階で小泉政権発足までに期待感を抱いたというところから。
小泉さんが自民党の総裁選に出た頃、
「変人」として、自民党らしからぬポーズを示していたところに、
「おっ、この人が首相になったら世の中変わるのか!?」
と思ったりしたものです。

それは最終的に全くの期待外れでしたが、
その後の安倍さんにも、
「おっ、この人こそは対外的にも物申せそうな人か!?」
と懲りずに期待したわけです。
20代の僕は。

とはいえ、これまでの20年程の選挙権行使の中で、
一度も自民党に投票したことはないのですが。
僕が誰に投票したって自民党が勝つんだから、
せめてその自民党の中でマシな人に出てきてほしい、と願ってただけ。

安倍さんの最初の首相時代から程なくして、
民主党政権が誕生したけれど、
そういえば、民主党の人にすら投票した記憶がないな。
更に弱い野党に投票してました。

国政選挙で僕が投票した人が当選したことは、
記憶の中では2回か3回あったかどうか。

もしもこんな雑談的な文章が、
「選挙に行かなきゃという気持ちはあるんだけど、
何にも教えられたことがなくて、どうしていいか分からなくて無理」
と思っている人の目に触れるとしたら、
言いたいことは一つだけ。

「あなたのような弱い人に目を向けてくれそうな人に投票してみたら」
ってことです。

「行かなきゃ。でも・・・」
みたいな人はまず間違いなく、
責任感があって、真面目に思うんだけれど自分で行動できない人です。
多分、社会的には弱い立場に追いやられる可能性が高いです。

そんな人は、自分の為にも世の中に数多いる同様の人の為にも、
弱者に寄り添うことを目指す政党を探してみる方がいいです。
僕が子どもの頃から「判官びいきだった」というのは、
僕自身が弱い人間だからこそ、
弱い立場でそれでも戦う人を自分に重ね合わせるから。

そんな弱い人が、「国防は大事だ!」「○○と戦争だ!」と言ってみて、
国や軍隊を指揮するような立場から物事を見たところで、
いざとなったら泥沼の最前線に立たされるのは他ならぬ自分なのです。
あなたやあなたの家族が、
虫けらのように殺される可能性を高めるために行動するよりは、
「外交で平和的に何とかしようよ、世界を巻き込んで戦争回避できるで」
位に夢物語のようなことを言う人達の方が、
ひょっとしたら殺される可能性は低いかもしれません。
だから僕は、結局小泉さんや安倍さんを支持しなかったのです。

もっと身近なところで、労働環境とか生活の不安とか、
そんなことを大事にしてる人達を応援した方が、
日々の暮らしに影響があるかもしれません。

今回の選挙は、48%というとても低い投票率だったにも関わらず、
与党は議席を減らしました。
これまでの経験上、こんな低投票率だと与党が圧勝するばかりなのに、
今回はこれまで記憶にない事態です。

代わりに、れいわ新選組とか、NHKから国民を守る党(N国党)なんかが、
議席を獲得しました。

どちらの党も、一体どうなんだか分かったものではありません。
でも、老舗政党のような古くからの基盤や支持者もなく、
弱小諸派とくくられながらも分かりやすく身近な政策で名を上げました。

新たに当選した人達は、うっかり当選しちゃって、
勉強不足で役に立たないかもしれない、
なんて心配する必要はありません。
何度も何度も当選しているのに、まるで世の中の役に立たない議員は、
結構たくさんいますよ。

その点でも、みんなが安心を得たがって勝ちそうな人に投票して、
与党が常に勝っているという状態は正解とは言い切れません。

誰に投票したって「正解」と言えるかどうか、
100年先にならないと分からないことかもしれません。

だからまあ、
「今回はN国党に入れちゃったよ」
という人にコメントを求められたら、
「次の選挙でもう一回考えて投票すればいいよ」
と答えてあげたいと思います。
「6年後の参院選を待つ必要はなくて、
どうせ他の選挙が色々あるから、
その時に今いる議員さんの言動も含めて次の投票先決めたら?」
という感じ。

そうやって長い目で見れば、
失敗を何度かやっても案外どこかでやり直せる、
というのが民主主義のメリットかなあ。
良い方にも悪い方にも動くのに時間がかかるのです。

そんなこと言ってる間にやり直せなくなることもあるので、
のんびりし過ぎは禁物ですが、
人にはそれぞれ考え方や行動様式に差があるものなので、
人それぞれのペースでやるしかありません。

世の中の大多数を占める弱い人達が、
自分や自分以外の弱い人をいたわる気持ちを持って選挙に行けば、
今とは違う光景が見えてくるんじゃないかなあと思います。
くれぐれも、自分は強い側の人間なんだと錯覚はしないようにね。
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プロフィール

春風~はるかぜ~

Author:春風~はるかぜ~
春風珈琲。コーヒー好き。コーヒーが生まれる場所を見たくてエクアドルのコーヒー生産者に会いに行き、ご近所の生産者のことが気になり始める。フェアトレードって途上国だけのことなのか。色んなところでコーヒーを淹れて、ゆるやかな時間を作ります。出会った人達の商品を紹介中。歴史と京都と町家も好き。京都→長岡京へ遷都しました。

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