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3月11日の妄想

「我々政府は本気で避難指示を解除しても問題ないと信じている。
しかし、信じられない人もいるだろう。
更には数年ぶりに帰った故郷でこれまでと同じ暮らし方ができるとも限らない。
それなら避難した先で新たな人生を切り拓こうと決意する人もいるだろう。
それらあらゆる決断は、
この大事故が無ければ本来する必要のなかった決断だ。
だから、無用な決断を迫られたあらゆる人たちに、
国として支援を行う責任がある。」
というのは妄想です。

3月11日は毎年物思いにふけりがちです。
8年前のあの日のことから、
その後に出会ったあらゆるものを思い出して。

8年。
復興を印象付けようとして、
全てが解決しつつあるように思わせたい誰かがいて、
でも実は何も良くはなっていないこの歳月。

福島は「アンダーコントロール」だと言ってオリンピックを誘致したから、
そう見せかけるために都合のいいデータを持ち出して
避難指示を解除して、避難者への支援も打ち切って。

政府を信じて帰る人、帰らない人。
各々が独自の判断基準で決めるのはいい。
生死の判断を命懸けで選び取るというのは、
それこそが生きることだとも言える。

それでも、未曾有の大災害の後の、
未曾有の人災である原発事故の結果生まれた被害の原因は
国の政策に由来するのだから、
避難者のどんな決定に対しても支援を続けるのが
責任なんじゃないのだろうか。

「我々政府は本気で避難指示を解除しても問題ないと信じている。
しかし、信じられない人もいるだろう。
更には数年ぶりに帰った故郷でこれまでと同じ暮らし方ができるとも限らない。
それなら避難した先で新たな人生を切り拓こうと決意する人もいるだろう。
それらあらゆる決断は、
この大事故が無ければ本来する必要のなかった決断だ。
だから、無用な決断を迫られたあらゆる人たちに、
国として支援を行う責任がある。」

もしも本気で安全だと思い、
国民に対して誠意を示そうとするなら、
それ位の対応があってもいいんじゃないだろうか。

今、政府が行っている避難指示の解除は、
結局故郷に戻る人と戻らない人との分断を
促しているだけのように思えます。

ことさらに除染した地域の一部の空間線量の安全性だけを強調したり、
故郷に戻らない人に対して「非国民」のような扱いをして
肩身の狭い思いをさせたり。

解決のめどの立たない大災害をどう生きていくのか。
大震災のあった日としてこの1日だけ思い出すのではなく、
解決する術を持たない大災害の中でどう生きるのかを
改めて考える1年の始まりの日が今日なんだ、
と思わなくてはならないのかもしれません。
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春風~はるかぜ~

Author:春風~はるかぜ~
春風珈琲。コーヒー好き。コーヒーが生まれる場所を見たくてエクアドルのコーヒー生産者に会いに行き、ご近所の生産者のことが気になり始める。フェアトレードって途上国だけのことなのか。色んなところでコーヒーを淹れて、ゆるやかな時間を作ります。出会った人達の商品を紹介中。歴史と京都と町家も好き。京都→長岡京へ遷都しました。

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