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社会の“あたりまえ”を疑う1回目

我が「姉」とも言える大学の先輩・谷口真由美さんは、
国際法の学者ですが憲法の授業も担当したり、
テレビやラジオで活躍されたりしています。

そして、初心者向けに連続講座をされるということで、
久しぶりに会いに行ってきました。
Screenshot_2018-07-24 【U49限定・法学初心者関係・全5回シリーズ】社会の“あたりまえ”を疑う、 法学者 谷口真由美さんと、「法」から考えるシリーズ イベントに参加しよう! まちライブラリー
こんな講座。

法学初心者向けの講座に、谷口さんからは、
「アンタは初心者ちゃうやろ」
と突っ込まれながらの参加でした。

厳密には「初心者歓迎」と書いてあるだけなので、
学びたい気持ちさえあれば誰だって参加できるのです。
タイトル通り「”あたりまえ”を疑う」ということで、
実はとっても難しい、憲法の根源的な部分に
法学を学んだことのない人にも分かる言葉で突っ込んでいくという、
大変な職人技を見てきました。

1回目の23日は、
「社会あるところにルールあり」
ということで、そもそも「国家」って何?
というところから。

「国家の定義」というのは絶対に先生に聞かれるぞ、
と思いあらかじめ復習して臨んだ場でしたが、
分かってる顔してる後輩は指名されるはずもなく。

かつて習った国際法の授業とかでも真っ先に定義されるのですが、
「国家」とは、
1:一定の領域(領土・領空・ところによって領海)
2:永続的住民
3:政府
4:他国と関係を取り結ぶ能力
とされています。

なんていう授業っぽいところから始まるのですが、
領土と領海に絡めて尖閣諸島を買い取るために
寄付を募った元東京都知事の例から、
領有権と土地の所有権についてさらっと触れてみたり、
時事ネタは盛り沢山。

テレビや新聞に出てくる出来事でも、
案外みんな「法」について理解してないんだよ
ということを実例をもって教えてもらえるので、
いつもと別の視点を持てる楽しい時間なのです。

知ると見方が変わることって結構沢山あります。
歴史の授業で習ったことも、
法学的な観点で見るとまた別の景色に変わるのは面白いのです。

1776年の7月4日、
アメリカの独立記念日をもって民主主義が始まったとすると、
それからわずか240年位。

それ以前、有史以来数千年にわたって続いた
王権神授説的世界観から人類を解放するという試みは、
まだ始まったばかりと言えます。

民主主義って難しい、
ついつい強いリーダーの強い権限に頼りたくなるのも無理はないよね、
だって人間のDNAに刻まれてるわけだもん。

とっても分かりやすい説明の中で、
明治以降の日本の天皇と国家の体制を少しだけ匂わせたのは、
次回以降で大日本帝国憲法が登場するための小さな布石なのかな?
と余計な詮索をしてみたりもして。
楽しいな。

この講座、谷口さんのお話だけではなくて、
参加者同士でおしゃべりする時間もあります。
僕も周りの参加者のみなさんと
「主権者を意識したことがあるか?」
というテーマで6人で自己紹介をしつつお話しました。

僕は僕なりのテーマというか、
色んな壁にぶつかり続けた生き方の中で、
日々「主権者」というのを意識してしまっている変態的な人です。

でも、普通はやっぱり選挙の時に意識するという意見が多くありました。
選挙の話が主体になりそうだったので、
他の皆さんの普段のお仕事と絡めてちょっと話題の矛先を変えてみたら、
皆さん日常の中でやっぱり色んなこと考えてるやん!
ということが出てきて俄然面白くなりました。

奈良の田舎の方で就労支援のお仕事をされて、
自宅を図書館として開放するということもされている方の生の声を聞いてみたら、
身の回りの社会をよくする日常からの主権者の人やん!
と感動したりもしました。

日々投票したり色々考えたりもするけど、
自分の意見は世の中の主流にはならないといった時に
「ほんとに自分は主権者なんだろうか・・・って悩みます」
とおっしゃった別の方にも、その悩み分かるわあ、
それでもやり続けなあかんっていうその辛さね、
と共感したり。

おかしなことに
僕がグループディスカッションの進行役を引き受けてしまったばかりに、
締まりのないディスカッションとなったのは反省でしたが、
色んな形で世の中と関わる皆さんとお話できてよかったです。
次回は30日(月)、まだ予約もできるそうです

以下は余談。
講座を終えて、久しぶりに谷口さんや
そのお友達の方々と晩御飯までご一緒させていただき、
本当に充実した時間でした。

ご飯を食べながら初対面の方々から、
春風は見た目よりもずっとグイグイ行く系の人ね、
的な評をいただいた時に、谷口さんが、
「ノブは学生の頃もっと尖ってたで」
と言われたときに、あっ何を言い出すんや先輩、とちょっと思いました(笑)

先輩が知ってる尖った話は、
僕が卒論を書くためのゼミをボイコットしてたことだったっけ。
他のゼミ生があまりにもやる気がなくて、
僕は勉強したいけどあんな人たちと一緒にいるのは嫌だ、
と恩師に直訴したら、
「ゼミには出なくていいから、
何曜日の昼休みにここ(恩師の研究室)に来ておしゃべりしましょう、
時々レポートでも出せばいいから」
ということで3回生から卒業までの大半を
個別レッスンにしてもらったことくらいです。

その恩師は、
これまた谷口さんの専門分野のお師匠さんだったりもするのです。
僕にとってはただひたすら優しく思いやってくれる先生でしたけど。

そんなわけで、先輩と久しぶりのツーショット。
20180723_211800.jpg

追記
2回目の授業の感想
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プロフィール

春風~はるかぜ~

Author:春風~はるかぜ~
春風珈琲。コーヒー好き。コーヒーが生まれる場所を見たくてエクアドルのコーヒー生産者に会いに行き、ご近所の生産者のことが気になり始める。フェアトレードって途上国だけのことなのか。色んなところでコーヒーを淹れて、ゆるやかな時間を作ります。出会った人達の商品を紹介中。歴史と京都と町家も好きで、今熊野で町家暮らし。

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