「非共産vs共産」の狭間で

毎度選挙があるごとに、
「またお前は訳知り顔で敵の肩を持つのか!?」
と怒られることを書いています。

世の中的にはまるで話題にもならない選挙が今週末に投開票を迎えます。
京都府では知事選挙があるのですが、
これがまた「非共産vs共産」の一騎打ちの構図となっていて、
いつも通りに投票率は40%前後というところでしょうか。
30%台かもしれない??

「非共産vs共産」と書くと、
「その構図はマスコミによって誤った印象を流布されているだけで、
国政の与野党相乗り候補vs無党派の市民は候補の対決だ」
と訂正を受けそうなのですが、
世の中のイメージとしてはやっぱり「非共産vs共産」というところです。

友人知人はもちろん「市民派候補」を応援する人が多数ですし、
実際にお話を街頭で少し聞いただけでも、
人柄が良くて弁護士としての手腕もあり、
弱きを助ける人という印象です。

でも、やっぱり負けるだろうなあ、という印象。

出馬会見でも、共産党の政策とは一定の距離を置く形で政策を述べ、
前職となる山田知事の府政運営から完全な転換ではなくいいところは残し、
より府民の暮らしが良くなる形に持っていく、
という姿勢を打ち出しておられました。

共産党もできる限り黒子に徹するという姿勢だったのだと思います。
チラシやネット上での戦術的にも市民が主体となって応援しています、
という雰囲気を出して、やはり共産党だけでは勝てない、
という強い危機感を持っておられるように見受けます。

それでも、やっぱり我が家に戸別に投函されるチラシは
常にいつもの「共産党フォント」というか、見慣れた共産党的なもので、
街中に貼られているポスターなども、
「あ、いつもの共産党ですよね」
というのが一目で分かるデザイン。

状況証拠として「非共産vs共産」と言われても、反論はできないところです。
毎度候補者個人が魅力的であるがゆえに、もったいない気がしています。

いっそ、共産党系候補者が出馬した後で、
本当に「市民派」というような雰囲気で出馬する人がいる方が、
投票率は上がるんじゃないだろうか、と妄想します。

イメージとしては、「憲法守れ」と「原発反対」を街頭で主張するのをやめて、
それにかける時間を「労働環境・雇用」「社会福祉」「地域経済」「教育」
辺りに振り向けてしまう候補者。

憲法とか原発は選挙を勝ち抜いたら改めて言おう、
くらいの割り切り方で。
地方選挙ですからね。
相手が「中央官僚だからダメ」というのもナシ。
中央官僚でも、自分がトップに立てば
良心に従って良い仕事をする人はいないわけでもありません。

そうすると、共産党系の候補者と票が分散して
「『戦略的投票』にならないだろ!」
と必ず怒られるのですが、いいんです。

今の段階で予想される投票率が40%行くか行かないか、
というところでは戦略も戦術もあったものではなく、
組織票の多いところが勝ちます。
それなら、ずっと先を見越して、
「ひょっとして選挙って自分たちの日々の苦労と無関係ってわけでもないのかも」
と気付く人を一人でも二人でも増やすしかありません。

案外一人ぼっちで孤独に絶望している人たちって多いと思います。
そんな人が10万人ほど出てきてしまったら、
与野党相乗りで安心している人たちが、大いに焦り始めます。

無党派層の票が分散して与党系の候補者が勝ったとしても、
総得票数で過半数を取れなかったとなれば、
4年後に向けて政治家さん達が大いに揺れ動くことになります。

「戦略的投票」って最近よく耳にしますが、
本当に「戦略」と名付けるとしたら、
それくらい(いや、もっとかな)
息の長いことを考えないといけないのではないかなあ。

今回の府知事選で、
立憲民主党が国会の与党側の候補者についた
ということで大いに怒っている人たちは、
いっそ候補者を乱立させて、
お祭り騒ぎでとにかく投票率を上げる作戦にでも出れば、
今度は向こう側から
「手を貸してください」
と言わせるくらいになるんじゃないかなあ。

とはいえ、今は選挙に行って投票率上がってくれないかな、
と思うのみです。

この際、西脇さんでも福山さんでもいいから、
自分の一票は大した意味にもならないと思いながらでもいいから、
それでも選挙には行く、
という人が増えてほしいなと思っています。
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春風~はるかぜ~

Author:春風~はるかぜ~
春風珈琲。コーヒー好き。コーヒーが生まれる場所を見たくてエクアドルのコーヒー生産者に会いに行き、ご近所の生産者のことが気になり始める。フェアトレードって途上国だけのことなのか。色んなところでコーヒーを淹れて、ゆるやかな時間を作ります。出会った人達の商品を紹介中。歴史と京都と町家も好きで、今熊野で町家暮らし。

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