FC2ブログ

司馬遼太郎と自民党

楽天堂さんの会報誌「らくてん通信」に、
現在の自民党政権は、司馬遼太郎さんの考え方の
都合の良い部分ばかりを抜き出して歴史観を構成してるよな、
というのをぼんやり考える連載を書いているところです。
主に『坂の上の雲』を取り上げながら。

恐らく司馬さんはそういう自民党のことを心から憎むだろうな、
と思うのだけれど。
そんな連載のあれこれを考えながら
司馬さんの文章を読み返してみると、
ほんのここ数日のことを書いたのかな?
と思えるものに出くわしました。

以下、引用。

 日本人は、事実を事実として残すという冷厳な感覚に欠けているのだろうか。時世時節の価値観が事実に対する万能の判定者になり、都合のわるい事実を消す。日露戦争後の陸軍戦史もそうであった。太平洋戦争後も逆ながらおなじことがおこなわれ、いまもおこなわれている。事実は、文献の面でも、物の面でも、すべて存在したというものは残すべきである。いやな事実も、それが事実であるがために残しておくというヨーロッパの国々でみられる習慣に対してわれわれは多少の敬意をはらってもよさそうに思える。

『司馬遼太郎が考えたこと6』「『坂の上の雲』を書き終えて」より。

最近のことに言及しているのかと思いきや、
昭和47年8月の文章です。
司馬さん、亡くなってもう20年以上になりますね。

司馬さんの時代小説だけを読んで歴史を知った気になった政治家なんて、
本当に使いものにならないのですが、
そうかといって司馬さんだって大事なことを書いているんだ、
とも思う司馬さん好きの春風です。

そんな矛盾した思いを抱きながらの司馬さん批判連載。
連載といってもごく短いものですが、いつかどこかで公開するかも。
スポンサーサイト



comment

Secret

プロフィール

春風~はるかぜ~

Author:春風~はるかぜ~
春風珈琲。コーヒー好き。コーヒーが生まれる場所を見たくてエクアドルのコーヒー生産者に会いに行き、ご近所の生産者のことが気になり始める。フェアトレードって途上国だけのことなのか。色んなところでコーヒーを淹れて、ゆるやかな時間を作ります。出会った人達の商品を紹介中。歴史と京都と町家も好き。京都→長岡京へ遷都しました。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
春風カウンター
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード