天賦人権説を改めるって?

最近、春風周辺のFBやツイッターでは、動画のシェアが多くなっています。
自民党の国会議員が、
「国民主権、基本的人権、平和主義を削除しようとしている」
「権利だけ主張して義務を果たさないのはけしからん」
という趣旨のことを述べている動画です。
色んなタイプのものが見受けられます。

その動画が、
話し手である国会議員をおとしめる目的で制作されているためか、
意図的におかしなコメントの字幕がついたりするので
信ぴょう性が薄れてしまい、
あまり見る気を起こさせない作りになっているように見えます。
再生数は大して増えていません。

動画をシェアしている人も、
自民党の議員が乱暴なことを言っているけど、
実際にどんな風に危険なのかは説明しないので、
余計に伝わらないのかもしれません。

自民党の議員たちが口々に言っていることは、
先日新聞の投稿欄に投書したことでもあり、
自民党が公開している
日本国憲法改正草案Q&A(PDF)」に書いていることの説明なのです。

西欧の天賦人権説に基づいて規定されていると思われるもの(中略)は改める必要がある
というところ。

例えば、
京都から出ている参議院議員の西田昌司さんという人は、
「国防の義務を果たしてこそ権利を与えられるんだ」
というような趣旨で話を展開されたりします。

これは国から人権が与えられるという意味で、
国賦人権説と言ったりします。

天賦人権説は、
国が認めてくれるから権利が発生するというのではなくて、
人は生まれながらにして自由かつ平等に幸福追求する権利がある、
という言い方をします。
国から認められるまでもなく人は人だから権利がある、ということ。

こういう考え方が、自民党の方々はお気に召さない、
ということで彼らの改憲草案があり、
発言の数々にも表れているということになります。

「天賦人権説を改める」というのはそういうことです。
人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果
で、
過去幾多の試練に堪へ、現在及び将来の国民に対し、
侵すことのできない永久の権利として信託されたもの

は、日本国民には必要ないという意味です。

彼らは、おおむね大日本帝国憲法の頃に戻りたがっているようです。
権利は国家が国民に付与する(制限付で)。
国民は国家に忠誠を尽くす。
そういうことを、自民党は
我が国の歴史、文化、伝統を踏まえたもの
だと認識しているようです。

政府が好んで使う
「この道しかない。」
「この道を。力強く、前へ。」
というその「道」は、
そういうところにつながっている「道」なんだ、
と認識した方がいいのだろうな、と思います。

そこを認識した上で、自民党に憲法改正への道を歩ませるかどうか。
今回の選挙での投票は、そこを考える必要に迫られています。
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春風~はるかぜ~

Author:春風~はるかぜ~
春風珈琲。コーヒー好き。コーヒーが生まれる場所を見たくてエクアドルのコーヒー生産者に会いに行き、ご近所の生産者のことが気になり始める。フェアトレードって途上国だけのことなのか。色んなところでコーヒーを淹れて、ゆるやかな時間を作ります。出会った人達の商品を紹介中。歴史と京都と町家も好きで、今熊野で町家暮らし。

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