モザンビークとエクアドル~開発と所得と幸せ~

TICAD V:モザンビークの人々から安倍首相に手渡された驚くべき公開書簡
という記事をフェイスブック経由で読んで、ちょっと色々考えてしまいました。

リンク先の記事は、
アフリカ・モザンビークで日本が関わる
大規模な農業開発プロジェクトのお話しです。
モザンビークの広大な農地を、
輸出作物である大豆の一大生産拠点にしよう、というプロジェクト。

記事を読んで、
自分がかつて訪れたエクアドルのインタグのことを思い出しました。
自給用の農地を輸出用の食糧生産拠点にしようとしているモザンビークと、
「生物多様性のホットスポット」と呼ばれる豊かな森を、
銅の鉱山開発の為に切り拓こうとしたエクアドル。

どちらも、日本そしてJICAが初めに開発に関心を示して、
地元住民から反対の声が上がったという共通点。

そしてどちらも、一時的に国の所得は増加するんだろうけれど、
そこに生きる人々や他の生き物の暮らしは、長い目で見るとどうなるのか。

僕が見てきたエクアドルのインタグでは、
森の中で自給用の作物とコーヒーを混栽することで、
森と人間の共生を実現させ、鉱山開発を止めています。
鉱山開発で作られる雇用は、やがて鉱山を掘り尽くせば終わりを迎え、
切り拓いた森は元に戻らず後には何も残らない、という現実。

それよりも、子や孫やその先の世代に今ある森を残して行きたい
と思ったインタグの人たちの苦難に満ちた戦いを、
コーヒーのフェアトレードが支えたことを思い起こした時、
モザンビークの人たちにも海外からの応援があることを願います。

実際に、エクアドルのインタグで会った人にこんな人がいました。

首都のキトに働きに出たけれど、結局仕事がなかなか見つからず、
食べることにも困って帰ってみれば、実際には我が家には全てがあった!
お金が無くても食べる物は全部自分で作ることができるんだ!

首都に行って初めて、何も無いと思っていた田舎の自分の暮らしが、
いかに豊かなものだかを知った、ということもあるようです。
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プロフィール

春風~はるかぜ~

Author:春風~はるかぜ~
春風珈琲。コーヒー好き。コーヒーが生まれる場所を見たくてエクアドルのコーヒー生産者に会いに行き、ご近所の生産者のことが気になり始める。フェアトレードって途上国だけのことなのか。色んなところでコーヒーを淹れて、ゆるやかな時間を作ります。出会った人達の商品を紹介中。歴史と京都と町家も好きで、今熊野で町家暮らし。

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